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本日公開の最新朗読作品『鉄道会社の未公開報告書に記載された不思議な話』のご案内です。

【作品紹介】
鉄道会社の奥深くに保管された、決して表に出てはならない「未公開報告書」。そこには、運転士や駅員たちが現場で遭遇しながらも、事故や怪奇現象として処置できず封印された「奇妙な記録」が残されていた。

今回は、現場の職員たちが目撃した不可解な出来事を集めた、オムニバス朗読をお届けします。

静かな夜のひとときに、ぜひお聴き流しください。


【最新動画はこちら】


【作品情報】
・鉄道会社の未公開報告書に記載された不思議な話
【各話あらすじ】

『存在しない駅』
深夜の回送列車が突如として緊急停止した。異常を報告する運転士が告げた停車位置は「白継駅(しらつぎえき)」。だが、その路線にそんな駅は存在しない。過去の図面や廃駅一覧を探しても痕跡すらなく、現地にあるのはただの草むらだけ。しかし十数年後、別の列車が再び同じ場所で報告する。「白継駅に停車中」。闇の狭間にだけ姿を現す、幻の駅の正体とは。

『線路脇に立つ駅員』
事故報告書の証言欄に残された「線路脇に駅員が立ち、赤い旗を振っていた」という記録。時代を超えて複数の運転士が目撃していたその姿は、現行のものではなく、昭和初期の黒い詰め襟制服だった。非常ブレーキをかけると、人影はかき消えるように消え去る。ある元運転士が大切に持っていた古い集合写真。その隅に写る一人の男が、あの夜の駅員だったのだろうか。

『見えたおばあさん』
「線路におばあさんがしゃがみ込んでいる!」連絡を受けた警察と消防、約30名が現場へ急行した。しかし、どれほど捜索しても姿はなく、車両にも衝突の跡すら残されていない。運転士は強く主張する。「確かに目の前に人がいた」と。運行ダイヤを大きく乱した、闇の中の幻影。果たしてそれは見間違いだったのか、それともこの世のものではない何者かだったのか。

『止まった時刻』
夜行列車事故の現場から回収された、29本の腕時計。衝撃の理由はバラバラであるにもかかわらず、すべての針が「午後11時47分」を指して止まっていた。実際の事故発生時刻とは、わずか5分のズレ。さらに数年後の別事故でも、回収された時計はすべて同じ時刻で停止していた。カメラの映像には、事故直前に手首から時計だけが消える乗客たちの姿が映っていた

『1人多い救助者』
山間部で起きた列車脱線事故。救助された乗客乗務員は計180人。しかし、救助隊の記録には「181」の番号が刻まれていた。写真は存在し、病院へも搬送されたはずの「余分な一人」。だが退院後、身元を確認すると確かに180人しか存在しない。隊員たちも「重さも声も覚えているのに、どんな人だったか思い出せない」と証言する。消えた一人は、一体誰だったのか。

『違うホーム』
駅構内で起きた列車の非常停止事故。負傷者も出たこの事案で、目撃者たちの証言は完全に食い違っていた。ある者は1番線、別の者は5番線、さらには存在しない「7番線」と答える者まで。防犯カメラの映像は2番線を示しているにもかかわらず、誰もが自分の記憶を疑わない。そして調査の果て、足元のかすれたプレートに刻まれていたのは「旧7番線跡」の文字だった。